音声から広げる AI の恩恵
本日、OpenAI Foundation はゲイツ財団および世界各地のパートナーとともに、世界のあらゆる言語で AI を活用できるようにするための共同の取り組みに参加しました。
話す言語によって、AI の恩恵を受ける機会が制限されるべきではありません。しかし、特に長年にわたりテクノロジーの恩恵が十分に届いてこなかった言語を使う数十億もの人々にとって、現在の AI モデルは能力と有用性の両面で依然として大きく劣っています。
AI の恩恵を広く共有できるよう、低リソース言語におけるモデル性能の向上を、私たちの活動の重要な柱にする予定です。まず、特に性能格差が大きく、利用可能なデータも不足している音声 AI 向けのデータとインフラに着手し、十分な商業投資が見込めない言語に重点を置きます。
多くの人にとって、音声はテクノロジーを利用するうえで最も自然で身近な手段です。高性能な音声モデルがあれば、私たちの助成先をはじめとする多くの組織が、はるかに多くの地域社会を支援できるようになります。患者が医療サービスに電話し、症状を伝え、自分の言語で追加の質問に答えることで、適切な医療につないでもらえるようになります。農業に携わる女性が自分の言語で声に出して質問すれば、自分の農地や作物に合った植え付けの助言を得られるようになります。
世界最大の NGO である BRAC の CEO、Asif Saleh 氏 は次のように述べています。「バングラデシュの医療従事者向けに AI 記録支援ツールの開発に乗り出した際、ベンガル語におけるモデルの限界に阻まれました。私たちが支援する地域社会にとって、音声はこのテクノロジーを利用する唯一の現実的な手段です。私たちが使う言語で正しく機能させられるかどうかによって、AI が支援先の1億4,500万人に真に役立つものになるか、ほとんど何も変えられないものに終わるかが決まります」
AGI が全人類に恩恵をもたらすためには、この課題において着実な進展を遂げる必要があります。この格差の解消に取り組む組織、国、リーダーによる連携の一員であることを誇りに思います。今後、パートナーとともに取り組みを進め、さらに詳しくお伝えできることを楽しみにしています。
